# Microsoft Copilotとは？ChatGPT・Geminiとの違い入門

> Windowsに増えたCopilotの正体を、ChatGPT・Geminiとの違いを整理しながら解説。Word・Excel・Windowsでの具体的な使いどころと始め方、注意点まで実用ワザとして紹介する。

- 出典: https://rakuwaza.com/articles/ai-nyumon-220/
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- カテゴリ: AI入門
- 公開日: 2026-07-31
- 最終更新: 2026-07-31
- タグ: Microsoft Copilot, ChatGPT比較, AI入門

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## 「Copilot」って結局何者なのか

Windowsを使っていると、ある日突然タスクバーに見慣れないアイコンが増えていることに気づく。それが「Copilot(コパイロット)」だ。ChatGPTという名前は聞いたことがあっても、Copilotが何なのかは知らないという人は多い。

結論を先に言うと、CopilotはMicrosoftが自社の製品(Windows・Word・Excel・Teamsなど)に組み込んだ、文章や表計算の作業を助けてくれるAIアシスタントだ。ベースになっている技術は、質問に応じて人間のような文章を作り出す「生成AI」と呼ばれる仕組みで、これはChatGPTやGoogleのGeminiと基本的に同じ土台の上に立っている。生成AIとは、大量の文章データから言葉のつながり方を学習し、指示(プロンプトと呼ばれる、AIへの依頼文のこと)に応じて新しい文章や要約、アイデアなどをその場で作り出す技術のことだ。

つまりCopilotは「ChatGPTのMicrosoft版」というよりも、「ChatGPTと同じ種類の技術を、普段使っているOfficeソフトの中に埋め込んだもの」と考えると分かりやすい。

## ChatGPT・Geminiとどう違うのか

3つとも土台は生成AIだが、得意な場所と立ち位置が違う。

| | 主な提供元 | 得意な場所 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | OpenAI | 単体のチャット画面 | 対話・アイデア出し全般に強く、単体サービスとして完成度が高い |
| Gemini | Google | Googleサービス内 | 検索やGmail、スプレッドシートなど、Google製品との連携が軸 |
| Copilot | Microsoft | Windows・Office内 | Word・Excel・Outlookなど、普段の仕事アプリの中で直接使える |

一番の違いは「どこで使うか」だ。ChatGPTは基本的にブラウザやアプリでチャット画面を開いて質問する形が中心になる。一方Copilotは、Wordで文章を書いている最中や、Excelで表を触っている最中に、そのアプリの画面から呼び出して使う。作業を中断してAIの画面に切り替える必要がないぶん、「今開いているファイルをどうにかしたい」という場面では手数が少なく済む。

裏側の技術については、CopilotはOpenAIの技術を土台の一部に採用しており、機能の考え方はChatGPTと近い部分も多い。ただし実際に使う画面や、呼び出せる機能、無料でどこまで使えるかといった条件はサービスごとに変わる。料金プランの違いについては[生成AI料金プラン比較入門](/articles/ai-nyumon-193/)でも整理しているので、無料版で足りるかどうか迷ったときの参考にしてほしい。

## Wordでの使いどころ

Wordの画面には、Copilotを呼び出すアイコンが用意されている場合がある(表示は契約プランや更新状況によって変わる)。代表的な使い方は次の通りだ。

- 箇条書きのメモを渡して「これを丁寧な報告書の文章にして」と頼み、たたき台の文章を作らせる
- 書き終えた文章を選択して「小学生にも分かるように言い換えて」「もう少し丁寧な言い回しにして」と直させる
- 長い文書を読み込ませて「3行で要約して」と頼み、全体像をつかむ

例えばこんな指示文がそのまま使える。

「以下の箇条書きを、取引先に送る丁寧な依頼メールの文章にしてください。敬語を使い、300字程度でお願いします。」

このように「材料(箇条書きや資料)」と「仕上がりのイメージ(丁寧さ・長さ・読み手)」をセットで伝えると、狙った文章に近づきやすい。ChatGPTに慣れている人なら、頼み方のコツは共通して使える部分が多い。頼み方そのものを見直したい場合は[『ChatGPT 120％仕事術』で頼み方を見直す](/articles/hon-manabi-212/)も参考になる。

## Excelでの使いどころ

Excelでは、表の中身を理解した上で答えてくれる点が便利だ。人間の言葉で「先月より売上が落ちた店舗だけ抜き出して」と頼むと、関数を自分で組まなくても該当データを絞り込んでくれる場合がある。

具体的には次のような依頼が向いている。

- 「この表の中で、数値が入っていない行を教えて」と抜け漏れチェックを頼む
- 「A列とB列の差が大きい順に並べ替えたい」と、関数を書かずに操作の候補を出してもらう
- 「このデータから読み取れる傾向を3つ挙げて」と、数字の意味を言葉で説明させる

関数の書き方を忘れてしまった時に、目的を伝えるだけで候補を提示してもらえるのは大きい。ただし出てきた数式や集計結果をそのまま信じ込むのではなく、実際の数字と見比べて確認する一手間は残しておいた方が安全だ。生成AIは、もっともらしいが実は事実と違う答え(ハルシネーションと呼ばれる、AIが自信満々に間違った内容を答えてしまう現象)を返すことがあるため、特に数字が絡む場面ではこの確認作業を省かない方がいい。

## Windowsでの使いどころ

Windows自体にもCopilotが組み込まれており、タスクバーのアイコンから呼び出せる。ここでの使い方はOfficeアプリの中とは少し違い、パソコンの操作や一般的な質問に幅広く答えてくれるチャット窓としての性格が強い。

例えば「壁紙を変える設定はどこにあるか」「このエラーメッセージの意味を教えて」といった、パソコンの使い方そのものについての質問にも答えてくれる。ファイルを開かなくても、デスクトップ上ですぐに質問できる手軽さが特徴だ。

## 使い始めるまでの一般的な流れ

始め方は難しくない。おおまかな流れは次の通りだ。

1. Microsoftアカウントを持っていない場合は、公式サイトから作成する
2. WordやExcel、またはWindowsのタスクバーからCopilotのアイコンを探して開く
3. 画面下部などにある入力欄に、日本語で頼みたいことをそのまま書いて送信する
4. 出てきた回答や文章を確認し、必要なら「もっと短くして」のように追加で指示を出す

無料の範囲でも基本的な機能は試せるが、より高度な機能や利用回数の上限は契約プランによって変わる。まずは無料の範囲で自分の仕事に役立つかどうかを試してから、必要に応じて有料プランを検討する順番がおすすめだ。

## 使うときに気をつけたいこと

CopilotもChatGPTやGeminiと同じく、答えを鵜呑みにしないことが大切だ。特に社外に出す文書や、金額・日付が絡む内容は、必ず人の目で見直す工程を挟みたい。

また、社内の機密情報や個人情報を含む文章をそのままAIに読み込ませてよいかどうかは、勤務先のルールを確認しておく必要がある。会社によってはCopilotの利用範囲や、扱ってよいデータの種類を定めている場合もある。

## よくある質問

### Q. CopilotはChatGPTと同じ会社が作っているのか
いいえ、Copilotを提供しているのはMicrosoftで、ChatGPTを提供しているのはOpenAIという別の会社だ。ただしCopilotは技術面でOpenAIの技術を土台の一部に採用しており、機能の考え方が近い部分もある。

### Q. WordやExcelがあれば追加の申し込みなしでCopilotを使えるのか
表示される機能や利用できる範囲は契約プランや更新状況によって変わるため、手元のWord・Excelの画面にCopilotのアイコンが出ているか確認するのが確実だ。

### Q. ExcelでCopilotに数式を作らせた場合、確認は不要か
不要ではない。生成AIはもっともらしいが誤った答え(ハルシネーション)を返すことがあるため、特に数字が絡む集計結果は実際のデータと見比べて確認した方がいい。

### Q. Windows版のCopilotとOffice版のCopilotは同じものか
土台の技術は同じ生成AIだが、Windows版はパソコンの操作や一般的な質問に幅広く答える窓口としての性格が強く、Office版は開いているファイルの内容を踏まえて手伝ってくれる点が異なる。

## まとめ

Copilotは、ChatGPTやGeminiと同じ生成AIの技術を、普段使っているWindowsやWord・Excelの中にそのまま組み込んだアシスタントだ。文章の下書きや言い換え、表の集計や傾向の読み取りなど、今使っているアプリを離れずに頼める点が一番の強みになる。まずは無料の範囲で、手元の資料やメモを使って一度話しかけてみると、自分の作業のどこを任せられそうかが見えてくるはずだ。
