ChatGPTで職務経歴書と自己PR文を仕上げるプロンプト術

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ChatGPTで職務経歴書と自己PR文を仕上げるプロンプト術
目次
  1. 職務経歴書の空欄を見つめる時間、それが一番もったいない
  2. 最初にやること: 経歴を箇条書きで洗い出す
  3. 職務経歴書のたたき台を作らせる
  4. 自己PR文は応募先ごとに作り直す
  5. つまずきやすいところ: 出力が抽象的でどこかで見た表現になる
  6. 仕上げの一手間: 誤字と分量のチェック
  7. まとめ

職務経歴書の空欄を見つめる時間、それが一番もったいない

転職サイトに登録して、いざ職務経歴書のフォームを開くと、真っ白な入力欄の前で手が止まる。何をどこまで書けばいいのか、担当した業務をどう言葉にすれば採用担当者に伝わるのか、迷い出すときりがない。自己PR欄はさらに厄介で、「強みを300字で」と言われても、自分の強みを客観的に言語化するのは簡単ではない。空欄のまま日付だけが過ぎていく、というのはよくある話だ。

ChatGPTはこの作業と相性がいい。経歴の棚卸しから文章の骨格作りまで、対話しながら段階的に進められるからだ。ただし「職務経歴書を書いて」と丸投げすると、当たり障りのない一般論しか返ってこないことが多い。材料を渡す順番と、直しの入れ方にちょっとしたコツがある。この記事では、実際にコピーして使えるプロンプトを交えながら、その手順を順番に見ていく。パソコンのブラウザでもスマホアプリでも、ChatGPTの通常のチャット画面があればここで紹介する手順はそのまま試せる。特別な設定や有料プランは必須ではない。

最初にやること: 経歴を箇条書きで洗い出す

いきなりプロンプトを打つ前に、自分の経歴をメモに箇条書きしておく。会社名と在籍期間、担当業務、関わったプロジェクト、数字で言える実績(件数・期間・規模・金額など)、使ったツールや専門知識、社内で評価されたポイント。この段階では整った文章にする必要はなく、単語やフレーズの羅列で十分だ。ここが薄いと、後でChatGPTがどれだけ言葉を整えても中身の薄い経歴書になってしまう。逆に、メモが具体的であればあるほど、後工程での修正が少なくて済む。

材料が揃ったら、ChatGPTに渡して整理させる。以下のように、箇条書きのメモをそのまま貼り付けるところから始めるとやりやすい。

あなたはキャリアアドバイザーです。
以下は私の職務経歴のメモ(箇条書き)です。
これを読んで、職務経歴書に使えそうな実績を
「業務内容」「成果・実績」「使用スキル」の3項目に
整理し直してください。まだ文章化はせず、
箇条書きのままで構いません。
情報が足りない項目があれば、
どんな情報を追加すればよいか質問してください。

【経歴メモ】
・2019年4月〜現在 株式会社◯◯ 営業部
・法人向けSaaSの新規開拓営業を担当
・担当エリアの契約件数を前年比で増やした
・社内でExcelの提案資料テンプレートを作成し配布
・Salesforceでの顧客管理を担当

このプロンプトのポイントは、いきなり完成文を求めていないことと、情報が足りなければ質問させる一文を入れていることだ。整理段階を挟むことで、ChatGPTが勝手に話を盛ったり、逆に薄い表現でまとめたりするのを防げる。出てきた箇条書きを見て、数字が抜けている部分があれば自分で補足してから次の工程に進む。

職務経歴書のたたき台を作らせる

材料が整理できたら、次は実際の文章に仕上げる段階に移る。ここでは応募先の業界や職種も一緒に伝えると、言葉選びの精度が上がる。フォーマットが指定されている場合(Web入力欄なのか、Word・Excelのテンプレートなのか)も伝えておくと、後で文字数調整をやり直す手間が減る。

先ほど整理した内容をもとに、職務経歴書の
「職務要約」と「職務経歴」欄の下書きを作成してください。
応募先はIT業界のインサイドセールス職です。
以下の条件を守ってください。

・職務要約は200字程度で、営業経験の年数と
 得意分野が伝わるようにする
・職務経歴は会社ごとに見出しを分け、
 担当業務→取り組み→成果の順で書く
・誇張した表現や、根拠のない断定は避ける
・敬体(です・ます調)で統一する

出てきた文章は、そのまま提出せずに必ず読み直す。ChatGPTは渡された材料を組み立てているだけなので、事実と違う数字や、言った覚えのない実績が紛れ込んでいないか確認する作業は自分でやるしかない。特に成果の数値は、メモにない数字が「それらしく」補完されていることがあるので、ここは念入りに見ておきたい。気になる箇所があれば「この数値の根拠は元の情報にありません、削ってください」と指摘して直すやり取りを一度挟むと安心できる。

自己PR文は応募先ごとに作り直す

自己PR文で失敗しやすいのは、一度作った文章を使い回すことだ。応募先が変わっても求められる強みは変わるので、都度カスタマイズしたほうが読み手に刺さりやすい。求人票に書かれている言葉をそのまま材料として渡すのがコツになる。

以下の自己PR文の下書きを、応募先の求人内容に
合わせて書き直してください。

【求人内容の抜粋】
・チームリーダー候補を募集
・新人育成やマネジメント経験を重視
・傾聴力とコミュニケーション能力を求める

【現在の自己PR下書き】
(先ほど作成した自己PR文をここに貼る)

書き直す際は、求人が重視しているポイントに
関連するエピソードを優先し、
関係の薄い実績は削ってください。
文字数は300字以内でお願いします。

相手が使っている言葉(「傾聴力」「マネジメント経験」など)をこちらの文章にも反映させることで、応募書類と求人票の間にある温度差が縮まる。未経験の職種に挑戦する場合は、実績の代わりに「学習意欲」や「これまでの経験のうち転用できそうな部分」を材料として渡すと、無理なく文章を組み立てやすい。

同じ会社に複数のポジションで応募する、あるいは同時期に何社も応募する場合は、応募先ごとにチャットを分けておくと管理がしやすい。1つの会話の中で何社分もの求人情報を混ぜて質問すると、前の応募先の内容が混ざり込んだ文章が出てくることがあるためだ。応募先の名前をつけた新しいチャットを都度立ち上げる、という運用にしておくと後から見返すときにも迷わない。

つまずきやすいところ: 出力が抽象的でどこかで見た表現になる

ChatGPTに何度もやり直しを頼んでいると、「主体的に取り組んでまいりました」のような、どの職種にも当てはまりそうな抽象的な表現に落ち着いてしまうことがある。これは材料の解像度が低いまま文章化を急いだときに起きやすい現象だ。

対処法は単純で、抽象的な一文が出てきたら「この部分を、具体的な業務名や数字を使って書き直してください」とその場で指示し直すことだ。一往復で終わらせず、気になる文章を指差して直させるやり取りを何度か挟むと、文章の粒度が揃ってくる。それでも具体化できない箇所は、そもそも元の経歴メモにその情報が無いことが多いので、面接で聞かれたときに答えられるかどうかも基準にしながら書き足すかどうか判断するとよい。最終的な文面は必ず自分の言葉として読み返し、実際に経験していない内容や、答えられないエピソードが混じっていないかを確認してから提出する。

仕上げの一手間: 誤字と分量のチェック

文章の中身が固まったら、最後に体裁面のチェックを一往復してもらう。誤字脱字や、である調とです・ます調の混在、応募先が指定している文字数の超過は見落としやすい。

この職務経歴書と自己PR文について、
以下の観点でチェックしてください。
・誤字脱字、表記ゆれ(半角/全角の混在など)
・文体の統一(です・ます調で統一されているか)
・指定文字数(自己PRは300字以内)を
 超えていないか、文字数も一緒に示す
問題があれば箇所を指摘し、修正案も添えてください。

このひと手間を挟むだけで、提出直前に慌てて見直す作業がぐっと軽くなる。

まとめ

職務経歴書と自己PR文は、白紙から言葉を絞り出す作業がいちばんの負担になる。ChatGPTに任せる範囲を「文章の整形」と「言い回しの候補出し」に絞り、材料集めと事実確認は自分で担う、という役割分担にすると無理なく回せる。箇条書きの棚卸し→整理→文章化→応募先ごとの調整→体裁チェック、という順番を踏むだけで、空欄を前に固まる時間はかなり減らせるはずだ。

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