一人ブレストが捗るAIプロンプトテンプレート集|発散から収束まで

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「企画を考えないといけないのに、机に向かっても何も浮かばない」——そんなとき、会議室に人を集めなくても、AIチャットを相手に一人でブレストを回す方法があります。本記事では、ChatGPTやClaudeなどのAIチャットツールをブレスト相手にするための、コピーしてそのまま使えるプロンプトテンプレートを紹介します。テンプレートは「役割設定→発散→視点切り替え→収束→深掘り」の流れで並べているので、上から順に貼っていくだけで一人ブレストが一通り完了する構成です。

なぜ一人ブレストはAI相手だと捗るのか

一人でアイデア出しをすると、多くの人が次の壁にぶつかります。

  • 3個くらい出したところで手が止まる
  • 自分の得意な方向のアイデアばかりになる
  • 出したアイデアの良し悪しを自分で判断できない

AIチャットをブレスト相手にすると、この3つがまとめて解消しやすくなります。AIは量を出すことを嫌がらず、こちらが指定すれば普段の自分では思いつかない視点(例: 法務担当者の視点、10歳の子どもの視点)からも案を出してくれます。さらに、出た案の整理や採点も同じ画面の中で頼めるため、「発散」と「収束」を一人で往復できるのが最大の利点です。

ポイントは、AIに「答え」を求めるのではなく「壁打ち相手」を演じてもらうこと。以降のテンプレートはすべてこの考え方で設計しています。

準備:最初に貼る「役割設定」テンプレート

ブレストを始める前に、最初の1通で役割を設定しておくと、その後のやり取りの質が安定します。手順は次の通りです。

  1. ChatGPTまたはClaudeで新しいチャットを開く(無料プランでも構いません)
  2. 下のテンプレートの【】部分を自分のテーマに書き換える
  3. そのまま送信し、AIの了解を確認してからブレストを始める
あなたは私の一人ブレストの相手役です。以下のルールで付き合ってください。
- テーマ:【新しいYouTube企画を考えたい】
- 私が求めるまで、アイデアの評価や批判はしない
- 1回の回答では、私の発言を1〜2行で要約してから案を出す
- 現実性より量と多様性を優先する
準備ができたら「OK、始めましょう」とだけ返してください。

「評価や批判はしない」と明記するのがコツです。ブレストの序盤で正論を返されると発想が縮こまるため、発散フェーズでは判断を止めてもらいます。

発散フェーズのテンプレート:量と意外性を出す

役割設定が済んだら、まずは量を出します。

テンプレ1: 30案一気出し

このテーマでアイデアを30個出してください。
最初の10個は王道、次の10個はニッチ、最後の10個は
「普通は却下されそうな突飛な案」にしてください。
それぞれ1行で、番号付きで。

「王道・ニッチ・突飛」と段階を指定するのがポイントです。指定なしで30個頼むと似た案が並びがちですが、後半に「却下されそうな案」を混ぜると、そこから使える種が見つかることがよくあります。

テンプレ2: 視点の強制切り替え

さっきの案とは別に、次の5人になりきって1案ずつ出してください。
①予算ゼロの学生 ②せっかちな経営者 ③慎重な法務担当
④10歳の子ども ⑤このテーマが大嫌いな人
なぜその人ならその案を出すのか、理由も1行添えてください。

「このテーマが大嫌いな人」を必ず入れるのがおすすめです。否定的な視点からは、企画の弱点や逆張りの切り口が出てきます。自分の頭だけでは決して出てこない角度なので、行き詰まったときほど効きます。

収束フェーズのテンプレート:絞り込みと深掘り

案が30〜40個たまったら、今度はAIに評価役へ切り替えてもらいます。

テンプレ3: 採点と絞り込み

ここまでに出た案を「実現しやすさ」「新しさ」「私が続けられそうか」の
3軸で5点満点採点し、合計上位5案を表にしてください。
採点理由は各1行で。最後に「あなたならどれを選ぶか」と
その理由も述べてください。

テンプレ4: 1案の深掘り

上位の【案の名前】を採用します。この案について、
1. 最初の一歩として今日できる作業を3つ
2. 想定される失敗パターンを3つとその回避策
3. 1週間後に「進んだ」と言える状態の定義
を出してください。

テンプレ4まで進むと、ブレストの結果が「今日やること」に変換されます。発散で終わらせず、ここまでを1セットにするのが実務で使うコツです。所要時間は慣れれば全体で20〜30分程度に収まります。

Claude Codeで議事録ごと自動化する手順

ターミナルで使うClaude Code(AnthropicのAIコーディングツール)を使うと、ブレストの結果をファイルとして残すところまで一気にできます。

  1. ターミナルを開き、ブレスト用のフォルダを作って移動する(例: mkdir brainstorm && cd brainstorm)
  2. claude と入力してClaude Codeを起動する
  3. 起動したら次のように依頼する
「ブログの新連載テーマ」について一人ブレストに付き合ってください。
まず30案出し、私と対話しながら3案まで絞ってください。
終わったら、全案と絞り込みの理由を
ideas_2026-07.md というファイルにまとめて保存してください。

チャット型ツールとの違いは、結果がMarkdownファイルとして手元に残ることです。翌週のブレストで「先週のideasファイルを読んで、被らない案を出して」と頼めば、過去の発想を踏まえた継続的なネタ出しができます。ネタ帳が自動で育っていく感覚に近く、定期的に企画を考える人ほど効果を実感しやすい使い方です。

つまずきポイント:「当たり障りのない案」ばかり出るとき

一人ブレストで最も多いつまずきが、「AIの案がどれも無難で面白くない」というものです。原因の多くは、こちらの指示が抽象的すぎることにあります。対処は次の2つです。

  • 具体的な制約を足す: 「予算1万円以内」「平日の夜30分だけで回せる」「道具は家にあるものだけ」など、縛りを入れるほど案は具体的になります。制約は発想の敵ではなく燃料です。
  • ダメ出しをそのまま次の指示にする: 「今の10案は全部どこかで見たことがある。似ている既存サービスを3つ挙げて、それと真逆の案を出して」のように、不満を次のプロンプトに変換します。1往復で終わらせず、最低3往復すると案の質が目に見えて変わります。

「一発でいい案を出させる」のではなく「往復で追い込む」と考えるのが、AIブレストを使いこなす一番の近道です。

まとめ

一人ブレストは「役割設定→発散→視点切り替え→収束→深掘り」の順にテンプレートを貼っていくだけで、会議のような往復を一人で再現できます。まずは本記事のテンプレ1をコピーして、いま抱えているテーマで30案出すところから試してみてください。出てきた案が微妙でも、それは次の指示のヒントになります。テンプレートは自分の言葉に書き換えながら育てていくと、少しずつあなた専用のブレスト環境になっていきます。

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