Claude CodeでSNS投稿の下書きを自動生成する手順とプロンプト実例
Xやインスタの投稿、ネタはあるのに書くのが億劫で止まってしまう。SNS運用でいちばん時間を食うのは、実は投稿アイデア出しではなく「下書きを文章に起こす作業」だったりします。この記事では、Anthropicのターミナル型AIツール「Claude Code」を使って、SNS投稿の下書きを毎日まとめて自動生成するワークフローを、今日から真似できる粒度の手順で紹介します。
目次
この記事でわかること
- CLAUDE.mdに文体ルールを固定化する書き方
- 過去ネタと重複しない下書きを量産するプロンプト
- 毎日のルーティンを1コマンドに縮める方法
プログラミング知識はほぼ不要で、コピーしてそのまま使えるプロンプトも載せています。
なぜチャット画面ではなくClaude Codeなのか
ChatGPTやClaudeのチャット画面でも下書きは作れますが、毎回同じ指示を打ち直す必要があり、文体もセッションごとにブレがちです。Claude Codeはターミナル(いわゆる黒い画面)で動くAIエージェントで、文体や禁止表現を「CLAUDE.md」というファイルに書いておくと起動のたびに自動で読み込まれ、生成した下書きを日付つきのテキストファイルとして保存するところまで一気に頼めます。「直近1週間と重複しないネタで」という指示も、実際に過去ファイルを読んだうえで機能します。
チャット画面が「毎回ゼロから頼む外注」だとすると、Claude Codeは「マニュアルを渡して育てた専属アシスタント」に近い使い心地です。
準備: インストールと最初の動作確認
- 公式サイトの手順に沿ってClaude Codeをインストールします(Mac/Windows対応)
- ターミナルを開き、作業用フォルダを作ります。例:
mkdir sns-draftsのあとcd sns-drafts claudeと入力して起動し、初回ログインを済ませます- 動作確認として「このフォルダにtest.txtを作って」と日本語で話しかけ、ファイルが実際にできるか確かめます
利用には有料プランまたはAPI利用料が必要ですが、チャット版Claudeの有料プランをそのまま使える場合もあります。プラン内容は変わることがあるので、公式の最新情報を確認してください。
ステップ1: 自分の文体ルールをCLAUDE.mdに書く
量産の質を決めるのは、その場のプロンプトよりも「固定ルールのファイル化」です。作業フォルダ直下に CLAUDE.md というファイルを作り、次のように書きます。
# SNS下書き生成のルール
## アカウントの前提
- テーマ: 仕事効率化とAI活用のTips
- 想定読者: 忙しい30代の会社員
- 目的: 役に立つ情報でフォローを増やす
## 文体
- 一人称は「僕」。です・ます調
- 1投稿140字以内。絵文字は1投稿1個まで
- 冒頭1行目に結論かベネフィットを書く
## 禁止事項
- 誇大表現・断定表現
- 他人や他社への批判
- 自分で確認していない統計数値
## 良い例(過去に反応が良かった投稿)
- 「会議メモ、まだ手で清書してますか?…」
- 「朝のタスク整理は3分で終わらせる。…」
ポイントは、良い例を実物で載せることです。「丁寧に」「親しみやすく」のような抽象語だけでは文体は安定しません。過去に反応が良かった自分の投稿を3〜5本貼っておくと、生成の再現度が目に見えて上がります。
ステップ2: コピーして使える下書き生成プロンプト
Claude Codeを起動して、次のプロンプトを貼り付けます。
今日のSNS投稿の下書きを作ってください。手順:
1. CLAUDE.mdのルールを読み込む
2. draftsフォルダの過去ファイルを確認し、
直近7日と重複しないネタを選ぶ
3. X(旧Twitter)向けの下書きを10本作る
- 内訳: ノウハウ系5本、体験談風3本、
読者への質問投げかけ2本
- 各投稿の下に「狙い」を1行メモする
4. drafts/今日の日付.md に保存する
5. 特におすすめの3本と、その理由を教えて
これで drafts/2026-07-22.md のようなファイルに10本の下書きがまとまり、翌日以降は過去ファイルを読んでネタ被りを避けてくれます。最初は10本中3〜4本使えれば十分と考え、採用する投稿には必ず自分の手を入れるのがコツです。インスタのキャプションやnoteの導入文が欲しい場合は、手順3の行き先を「Instagram向けに300字前後で5本」のように書き換えるだけで応用できます。まとめて作った下書きをブログ記事へ育てたい場合は、Claude Codeでブログ下書きを量産する4段階ワークフローの型がそのまま流用できます。
ステップ3: 毎日のルーティンを1コマンドにする
毎回長いプロンプトを貼るのは面倒なので、定型化します。方法は2つあります。上のプロンプトを prompt.md として保存し起動後に「prompt.mdの内容を実行して」と言うだけにする方法と、.claude/commands/sns.md にプロンプト本文を保存して次回から /sns と打つだけにするカスタムコマンド化です。
おすすめは後者です。「朝コーヒーを淹れる間に /sns を打つ→できた10本から3本選んで手直しする→予約投稿ツールに貼る」という10分程度のルーティンに落とし込めます。ここで大事なのは、自動化するのは下書きまでにして、投稿ボタンは必ず自分で押す運用にすることです。事実誤認や不適切な表現がそのまま世に出る事故を、最後の目視チェックで防げます。
つまずきポイント: それっぽいのに使えない下書きばかり出るとき
導入初期によくある失敗が、「文章としては整っているのに、自分が言いそうにないことばかり出てくる」状態です。原因の多くはプロンプトではなくCLAUDE.mdの情報不足にあります。過去の自分の投稿をさらに5本「良い例」に追加し、「絶対に扱わないジャンル」「使わない言い回し」を明文化したうえで、生成結果に対して「この3本は採用。残りはボツで、理由は◯◯」と伝え、そのボツ理由をCLAUDE.mdに追記させます。
特に効くのが最後のボツ理由の蓄積です。自分の好みの言語化そのものなので、蓄積するほど翌日以降の精度が上がります。数日続けると、直しがほぼ要らない下書きの割合が体感で増えていくはずです。
まとめ
SNS下書きの自動化は「毎回頼む」のではなく「ルールをファイル化して1コマンドで回す」のが肝です。CLAUDE.mdに文体・禁止事項・過去の良い投稿を書いておくと生成のブレが減り、プロンプトはネタ選び・本数・内訳・保存先までセットで指定して日付つきファイルに残す。品質が低いときはプロンプトをいじるより、ボツ理由をルールに追記する方が近道です。自動化は下書きまで、投稿ボタンだけは人間が押す運用が安全です。文章そのものの質を底上げしたい人は文章が伝わるAIリライト術もあわせて読んでみてください。まずは今日、作業フォルダとCLAUDE.mdを作り、この記事のプロンプトを1回実行してみてください。
この記事の自動化の考え方をもっと体系立てて学びたい方へ
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