Claude Codeでデスクトップの散らかりを自動仕分けする手順
デスクトップがスクリーンショットと「ダウンロードしたまま放置のPDF」で埋め尽くされている——そんな状態を、AIに丸ごと片付けてもらえる時代になりました。使うのはAnthropicのターミナル型AIツール「Claude Code」です。日本語で「デスクトップを仕分けして」と頼むと、ファイル名や中身を見ながらフォルダ分けまで実行してくれます。この記事では、初心者が安全に真似できる手順と、コピペで使えるプロンプトをまとめました。
目次
この記事でわかること
- ファイルを消さずに安全に仕分けさせる「診断→実行→保存」の3ステップ
- そのまま使える仕分けプロンプトと、ルールをCLAUDE.mdに固定する方法
- 「ファイルが消えた!?」と焦ったときの戻し方
なぜ手作業のファイル整理は続かないのか
手作業の整理が三日坊主になる理由は、だいたい次の3つに集約されます。
- 分類ルールを毎回その場で考え直してしまい、脳が疲れる
- ファイル数が多すぎて、途中で飽きて放置する
- 「後で使うかもしれない」で判断が止まり、結局動かせない
Claude Codeに任せると、この3つがまとめて解消します。ルールは一度決めれば毎回同じ基準で処理され、100個でも200個でも文句を言わずに作業し、迷うファイルは「これはどうしますか」と聞き返してくれます。従来の自動整理アプリとの大きな違いは、ファイル名だけでなく中身まで読んで判断できることです。たとえば同じPDFでも「請求書らしきもの」と「製品マニュアル」を区別して別フォルダに入れる、といった人間くさい判断ができます。
準備:Claude Codeを導入する(所要10分ほど)
Claude Codeは黒い画面(ターミナル)で動くツールですが、導入自体は難しくありません。
- Macなら「ターミナル」、Windowsなら「PowerShell」を開く
- Node.jsが入っていれば、次のコマンドでインストールする
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
claudeと入力して起動し、画面の案内に従ってAnthropicアカウントでログインする(利用には有料プランまたはAPI課金が必要です)- デスクトップに移動してから起動し直す。Macなら
cd ~/Desktop、Windowsならcd $HOME\Desktopと入力してからclaudeを実行する
この「デスクトップに移動してから起動する」が地味に重要です。Claude Codeは起動したフォルダを作業場所として認識するため、最初からデスクトップで起動すれば話が早くなります。
ここから先は「診断→実行→保存」の3ステップで進めます。全体の流れを先に押さえておくと迷いません。
ステップ1:いきなり動かさず、まず「診断」させる
最初のコツは、いきなり仕分けを実行させないことです。まず全体像を報告させます。次のプロンプトをそのまま貼り付けてください。
デスクトップにあるファイルを一覧して、種類ごとに集計してください。
まだ移動・削除・リネームは一切しないでください。
「スクリーンショット」「PDF」「画像」「オフィス系書類」「その他」に
分けるとしたら各何件になるか、合計サイズと一緒に教えてください。
これで「スクリーンショットが87件、PDFが23件…」のような現状レポートが返ってきます。ここで想定外のファイル(仕事の重要書類など)が混ざっていないかを人間の目で確認しておくと、後の工程が安心になります。
ステップ2:仕分けルールを伝えて実行する
診断結果を見てルールを決めたら、いよいよ実行です。次のプロンプトが本命で、そのままコピーして自分の好みに書き換えて使えます。
デスクトップのファイルを次のルールで仕分けしてください。
1. デスクトップに「整理済み」フォルダを作り、その中に
「スクリーンショット」「PDF資料」「画像」「書類」「その他」を作る
2. ファイル名が「スクリーンショット」や「SS」で始まる画像は
スクリーンショットフォルダへ
3. PDFはファイル名と内容を確認し、請求書・領収書らしきものは
「PDF資料」の中に「経理」サブフォルダを作って入れる
4. WordやExcelなどの書類は「書類」へ、判断に迷うものは「その他」へ
5. 削除は一切しない。同名ファイルがあれば上書きせず連番を付ける
6. 終わったら「元のファイル名 → 移動先」の一覧を必ず表示する
判断できないファイルは勝手に動かさず、まとめて私に質問してください。
ポイントは5番と6番です。「削除しない」「移動ログを必ず出す」の2つを明文化しておくと、あとで「あのファイルどこ行った?」となっても一覧から追跡できます。実行中はClaude Codeがフォルダ作成や移動のたびに許可を求めてくるので、内容を確認しながらEnterで進めればOKです。
ステップ3:ルールを保存して「いつもの一言」で動くようにする
一度うまくいったら、そのルールを使い回せるようにします。Claude Codeには、作業フォルダにある「CLAUDE.md」というメモファイルを毎回自動で読み込む仕組みがあるので、そこにルールを書かせてしまいましょう。
今回の仕分けルールを、このフォルダのCLAUDE.mdに保存してください。
次回から「いつものルールで仕分けして」と言うだけで、
同じ基準で仕分けできるようにしたいです。
これ以降は、週に1回デスクトップでClaude Codeを起動して「いつものルールで仕分けして」と打つだけの運用になります。おすすめは金曜の仕事終わりに1分だけ実行することです。月曜の朝、まっさらなデスクトップで週を始められます。
応用:ダウンロードフォルダや月別アーカイブにも広げる
デスクトップで仕組みが回り始めたら、同じ要領で散らかりやすい場所へ横展開できます。おすすめは次の2つです。
1つめはダウンロードフォルダの整理です。cd ~/Downloads で移動してClaude Codeを起動し、「1か月以上前のファイルを『アーカイブ』フォルダへ、インストーラー(dmgやexe)は『インストーラー』フォルダへ仕分けして」と頼むだけで、デスクトップと同じ運用ができます。スクリーンショットが特に溜まりやすい人は、スクショ・画像の自動整理手順で紹介しているリネーム込みの整理と組み合わせると効果が大きくなります。
2つめは月別アーカイブ化です。次のように頼むと、古いファイルを時系列で棚に入れるような整理ができます。
「整理済み」フォルダの中のファイルを、更新日を基準に
「2026-05」「2026-06」のような年月フォルダへ振り分けてください。
今月のファイルはそのまま残してください。
「探すときは日付をだいたい覚えている」タイプの人には、この年月方式が特に相性が良いはずです。カテゴリ分けか日付分けかで迷ったら、まず両方を小さく試して、自分が実際にファイルを探せた方を採用するのが確実です。ファイルの次はメモの散らかりが気になってくるはずなので、その場合はMarkdownメモの自動整理が同じ考え方で使えます。
つまずきポイント:「ファイルが消えた!?」と焦ったら
初回にほぼ全員が一度は経験するのが、「デスクトップからファイルが消えた」と焦るケースです。実際には削除ではなく、指定したフォルダへ移動されているだけのことがほとんどです。慌てずに、そのままClaude Codeに聞いてください。
さっき移動したファイルの一覧をもう一度表示して。
「〇〇」という名前のファイルはデスクトップに戻してください。
移動ログを残すルールにしておいたのは、まさにこの瞬間のためです。それでも不安な人は、最初は「10件だけ試しに仕分けして」と小さく始める、実行前にバックアップ(MacのTime MachineやWindowsのファイル履歴など)を確認しておく、の2つをおすすめします。逆にやってはいけないのは、最初から「不要そうなファイルは削除して」と頼むことです。削除の判断は、仕分けに慣れてAIのクセが分かってからでも遅くありません。
まとめ
- Claude Codeなら、ファイルの中身まで見た「人間くさい仕分け」を日本語の指示だけで自動化できる
- 手順は「診断→ルールを明文化して実行→CLAUDE.mdに保存」の3ステップ
- 「削除しない」「移動ログを出す」の2つをルールに入れておけば、あとからやり直せる
- 定着のコツは週1回、「いつものルールで仕分けして」の一言だけの運用にすること
散らかったデスクトップの原因は意志の弱さではなく、仕組みの不在です。今日の10分の設定で、来週からの自分をラクにしてあげてください。
この記事の自動化の考え方をもっと体系立てて学びたい方へ
コンテンツ販売プラットフォーム「Brain」で他者が提供している「人生管理OSの作り方完全マニュアル〜Claude Codeで作る、自分専用の第二の脳〜」を、AI活用事例のひとつとして紹介します。※本マニュアルは当サイト運営者が開発・販売している商品ではありません。
マニュアルの詳細を見る